21冊目、殊能 将之のハサミ男

21冊目は殊能 将之「ハサミ男

ハサミ男 (講談社文庫)

ハサミ男 (講談社文庫)

美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。三番目の犠牲者を決め、綿密に調べ上げるが、自分の手口を真似て殺された彼女の死体を発見する羽目に陥る。自分以外の人間に、何故彼女を殺す必要があるのか。「ハサミ男」は調査をはじめる。

 上級者のお勧め度
  ①★★★★  :推理小説の醍醐味が味わえる
  ②★★★★  :厚みの割りには軽くて読みやすい
  ③★★★★★:トリックはもちろん、小説としての価値もある

と言うことで「ハサミ男」です。題名が面白いので借りました。約500ページ!!この作品も「メフィスト賞」受賞なんですね。忘れてました。
途中まで(100ページぐらいかな。近くにないのではっきりしてないですが)読んでいますが、この作品も読みやすい文体ですね。ものすごく細かく描写しています。
現在は、「ハサミ男」が自分の手口を真似て殺された3番目の少女の第1発見者になったところです。
全く犯人が思いつきません(あたりまえか、ただ上級者ならもしかして・・・)。この先の展開、非常にドキドキ。