22冊目、乃南アサ「暗鬼」

22冊目は乃南アサの「暗鬼」です。

暗鬼 (文春文庫)

暗鬼 (文春文庫)

両親、弟妹、祖父母に曾祖母。今時珍しい大家族に嫁いだ法子を待っていたのは、何不自由ない暮らしと温かい家族の歓待だった。しかしある日、近所で起きた心中事件に彼らが関係しているという疑惑を抱いた法子は、一見理想的な家族を前に疑心の闇にはまっていく。やがて暴かれる、呪われた家族の真実とは。
 上級者のお勧め度
  ①★      :後味悪すぎ
  ②★★★   :興味に引き摺られ読み進んだけれど…
  ③★★★   :なんとも言えない余韻

本当は別の作品を読もうとしたんですけれど、この作品しかなかったので借りて読みました。
もう読み終わっているんですが、なんか読み進めながら「宗教がかっているな〜」と思っていました。実際そういうのが話題になった時期の本らしいので関係があるのかもしれないけど・・・。
感想としては、一気に読んだ感じですが、内容的にはあまり濃くないかな〜って感じです。「こんな題材で作品を一つ作りました」って感じです。読みやすいって言えば読みやすいし。その割にはしっかりと書かれているし。なんか不思議な気分になる作品です。後味が悪いっていう感想が多いですが、そうかな〜?
って、これってジャンルはミステリーなんでしょうか?