記念すべき20冊目、貫井 徳郎「慟哭」

1週間、パソコンがダウンしてました・・・。しかも、コメントまで頂いていたのに・・・。

ふっか〜つ!!の20冊目は、貫井 徳郎の「慟哭」です。

慟哭 (創元推理文庫)

慟哭 (創元推理文庫)

連続する幼女誘事件の捜査が難航し、窮地に立たされる捜査一課長。若手キャリアの課長を巡って警察内部に不協和音が生じ、マスコミは彼の私生活をすっぱ抜く。こうした状況にあって、事態は新しい局面を迎えるが……。人は耐えがたい悲しみに慟哭する――新興宗教や現代の家族愛を題材に内奥の痛切な叫びを描破した作品。

 上級者のお勧め度
  ①★★★★  :リアルでサスペンスフルな筆致はお見事
  ②★★★   :読後、不快感が残るという意見も多い
  ③★★★★★:予備知識なしに読むべし

クビキリサイクル」に1ヶ月もかかった私・・・。一番最初に「クビキリサイクル」を借りた時に、この作品も借りたんですが、見てのとおりでございまして・・・。借り直しです。

現在の進行状況:95ページまで
2つの話が1章(?)ごとに同時進行しています。時間的に同時進行なのかはわかりませんが・・・。「佐伯」の幼女殺人事件の方は、殺人事件がおきてから、操作が始まり目撃証言が出始めたぐらいです。「彼」のほうは、偶然道でお祈りしてもらった少女のいる宗教団体を見つけ、このまま新興宗教に入信するようです。
今の時点では全く絡んでいないこの2つのストーリィ、それがどう結びついていくのか、この先楽しみです。